【マンガ】特級税理士白鳥さん 第22話 「自筆証書遺言保管制度」
相続が発生したときに、遺書がどこにあるかわからない!そんなトラブルを未然に防いでくれる制度です!
自筆証書遺言保管制度
「自筆証書遺言保管制度」とは、
2020年7月10日より始まった遺言を保管する制度です。
メリット
自筆証書遺言保管制度のメリットは、
- 遺言の検認が必要ない
- 紛失しない
- (被相続人の同居者等による)遺言隠しができない
- 遺言の保管を通知してくれる
- 保管料がそこまで高くはない(3,900円)
- 住所などの変更が生じた場合の手数料は無料
といったものです。
デメリット
- 遺言の内容についての相談はできない
- 本人が窓口に行く必要がある
といった点があげられるかと思います。
あくまで「遺書を保管する制度」として考えるのが良さそうです。
どういった人が利用するべきか?
遺書の内容がシンプルな人にとっては、
とても使い勝手の良い制度のように思います。
公正証書遺言制度を利用するほどでもないけれども、
指定する人に確実に財産を渡したい場合などです。
例えば、子供のいない夫婦が、
兄弟に財産を相続させることなく、
確実に配偶者に財産を相続させたい下記のような場合です。
ぜひ、この「自筆証書遺言保管制度」を賢く利用していただきたいと思います!